式部のニート的放浪日記

スペイン生活・カワウソ・美術館・博物館訪問記・民族衣装とか徒然

ヨコハマ猫の美術館

冬の横浜訪問!

横浜って近いんですけど、用事がないとなかなか来ないからおでかけ気分。

新旧両方の雰囲気があって楽しい街です♪

 

猫をモチーフにした作品の展示をしているヨコハマ猫の美術館

山手の洋館のある辺りの小径にある小さなお家の中にあります。

土日祝のみの開館なので、注意が必要です。

 

まずは、最寄りの有名な建物ベーリック・ホールを目印に進みました。

 

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ベーリック・ホール間の道に入って少々行くと、

奥まったところに目的地発見!

 

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紀尾井アートギャラリー 江戸伊勢型紙美術館

パナソニック汐留ミュージアムからハシゴ。
赤坂見附駅から徒歩10分ほどの紀尾井アートギャラリー 江戸伊勢型紙美術館。
型紙美術館の部分の表記が媒体によってブレています…
ここでは公式HPの表記で統一しましょう。
 
とってもレアな伊勢型紙を常設展示している美術館です。
他には三重県鈴鹿市に伊勢型紙の資料館があるくらいかな?
 
ちょっと迷いつつ何とかたどり着きました!
 
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お外に出してある案内に、
印刷ではなくて本物の伊勢型紙が入っていました!さすが!

パナソニック汐留ミュージアム/「モローとルオー -聖なるものの継承と変容-」

新橋駅から徒歩5分ほど、

パナソニックのビルに入っているパナソニック汐留ミュージアムに行ってきました!

3回目の訪問かな?

ブログの記事には残っていない…

 

パナソニックのビルに入っていて、

フロアには会社の方のお客さんもいるためなのか全館撮影禁止です。

 

この展示のために、

ぐるっとパスを購入したので入館料1000円が無料です、おいしいです!

 

展示は「モローとルオー -聖なるものの継承と変容-」

 

象徴主義絵画の先駆者といわれるギュスターヴ・モロー

マネやモネ、ルノワール印象派の画家と同時期に活躍しました。

モローはアカデミー出身ですし、アカデミーで教鞭もとっています。

そこでの教え子にマティスやルオーがいました。

 

師弟関係にあるモローとルオー、どう影響を受けて、どう違うのか?

2人の作品を見比べることのできるちょっと面白い展覧会です。

 

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小さな貝の博物館

西新宿のマンションの1室にある「小さな貝の博物館」

個人コレクションが元となっている私設美術館ということで

アクが強そうなので訪問してみました!

 

看板は全然ありません…ちょっと不安になります。

 

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普通のマンションの1室、中も見えません。

勇気を振り絞って入室!

 

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実はこちらの博物館、本業は貝のディーラーさん。

展示されているものは商品でもあります。

 

幼い頃から貝マニアだった館長さんが趣味をこじらせて

貝を仕事にしちゃったんですって!

 

玄関で靴を脱いでおじゃますると、

中には館長さんと年配の男性がいました。

 

入館料は大人250円、困ったことに硬貨の持ち合わせがありません。

千円札で払おうとすると年配の男性に事前に用意してくるよう怒られました…

出だしからヘビーです。

 

中はびっしり貝、貝、貝!

 

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1点1点手書きのラベルがついています。

 

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貝以外にも猫グッズなど色々なものが。

草食動物の頭蓋骨?

 

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このあたりで、年配の男性にどうやって「ここを知ってきたのか?」

と執拗に問い詰められます。

私が貝マニアではないからこの対応なのか、

この男性がこういう方なのかはわかりませんが結構聞いてきます…

貝マニアでない人は年間に10〜20人ほどしかこないと館長さんが言っていましたが、

皆にこういう対応なんでしょうか。

 

貝マニアではない人は貝を盗みに来た人かもしれない、

と思われているのかもしれませんね。

もし、そういうことがあったなら疑心暗鬼になるのもしかたのないことなのかも。

 

お部屋の中には貝がいっぱい。

私は残念ながら貝マニアではないので、見た目が面白いかどうかしかわかりません。

でも、見た目だけでもとてもおもしろいです。

色合いや光沢、質感、かたち、本当に様々で自然の造形の複雑さが感じられます。

昔からモチーフに使われ続けられるだけありますね。

 

イモ…イモガイってあの毒のあるやつ?

 

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ピンクと白の色合いと光沢がきれいな巻き貝。

 

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館内には猫が何匹かいました!

自由にウロウロしているのでネコアレルギーの人は注意が必要です。

大事な貝のケースの上にも座っています。

 

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こちらは変わった模様のヒオウギガイ。

普通のヒオウギガイは単色なんですが、

網に絡んでしまったり、排水の影響なんかでまだらな色になったりするんだそうです。

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単色で大小の突起がiittalaのお皿みたいな貝。

こういう自然の造形がデザインのもとになっているものってたくさんありそうです。

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小さな白い巻き貝が壁のケースにたくさん展示されていました。

可愛らしい形から「貝の妖精」と呼ばれる種類だとか(あやふや)

白い、小さい、巻いている、そこは同じなのに結構違っていて面白いです。

菊の花のようなものもあれば、ザ・トゲトゲなものもあります。

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こちらは貝マニア垂涎のオキナエビスガイ、深海に住んでます。

非常に古い系統を残した貝で、生きた化石の一つとも言われるそうです。

私は生きている貝は苦手なので、生きているものはお目にかかりたくないですね。

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猫が上に鎮座しているこちらはタカラガイ

古くは通貨として使われたり、装飾品となったりしていたアイツです。

陶器のような光沢のある貝殻が魅力的ですね。

ところがこの貝、生きているときは外套膜に覆われていて、

ウミウシのようなビジュアルらしいですよ。

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なかなか個性的な見た目の二枚貝。

ウミギクガイ科の貝?ショウジョウガイでしょうか??

なんでこんなにトゲトゲしい姿をしているのでしょう?

海で絶対に踏みたくないです。

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そんなこんなで色々な貝を見せて頂いて、

最後には貝のおみやげを頂いてしまいました。

色も形も様々で面白いですね。

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小さな貝の博物館

〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-20-11-1004 梅月マンション

03-3344-5430

http://homepage1.nifty.com/seashells/info/saito/psm.htm