世界のカバン博物館
やって来ました、世界のカバン博物館!
こちらはスーツケースで有名なエース株式会社の企業博物館。
世界各国の様々なカバンを約550点も所蔵しているそうです!
展示されているのは約270点だとか。
場所は東京メトロの浅草駅のすぐそば。
エース株式会社本社の7階が博物館になっています(^^)
お天気はあいにくの雪〜(・∀・)
1階で受付の方に入館証を頂きます。
一路、エレベーターで7階へ!
どうやら悪天候もあって、来館者は自分1人のようです!
貸切〜(^^)
まずはじめにカバンの歴史についてのパネル展示。
古代〜現代までをざっと解説です。
一番最初に目につく展示スペースには最新のスーツケース!
主力商品ですものね。
素材やパーツの基礎的なこともここで解説。
世界のカバンの展示スペースはこちら!
きれい。
最初に出迎えてくれたのは大きなトランク。
白いのは1950年代のフランス製。
奥の茶色い箱形は1870年代のドイツ製船旅用トランク。
こちらは1880年代、スーツケースがポートマントウ(Portmanteau)
と呼ばれていた時代の牛革カバン。
内張りは金箔でトリミングされた赤い羊革なんですって、贅沢〜。
ズラーっとヨーロッパのカバン。
割と新しいものが多いですね、カッコイイ!
下段の白いカバンはイタリアのワインのマグナムボトル用バッグ!
なにやらカッコイイものがあふれています。
1910年製のコスメバッグ。ワクワクします。
こちらの博物館のカバン、どれもすごく綺麗な状態!
さすがカバンが本業の会社です。
手前の黒い船旅用キャビントランクはクロコダイル12匹分ですってよ、奥様。
世界に3個しか現存しないといわれているそうです!
ひゃー。
いかにもアメリカなスーツケースたち。
これ、解説にもあったのですが、アールデコっぽい金具がかわいい。
昔の旅用トランク!
船旅だったり鉄道だったり、
現代とは交通手段と旅行方法が違うのがひしひし伝わります。
中央のトランクは1880年代のもの。
上部が真っ直ぐではなくアーチを描いていますが、
鉄道の貨物車に積み込まれる際に一番上に積んで欲しい意図でそうなってるんだとか。
右のトランクは1919年、西園寺公望が
主席全権大使としてパリ講和会議に出席の際に使用したもの。
左のトランクは1910年代のワードローブトランク。
船旅用のトランクで、名前の通り衣装を入れるためのトランク。
シルクハットをいれるスペースも付いています(^^)
もちろん、欧米のカバンだけではありません。
他の地域ももちろんあります。
アジア!
清王朝時代の枕型貴重品収納箱ですって。
枕として使っていたのかな?
革の上に京劇の一場面が描いてあるそうですが、わかりにくい…
タイの伝統工芸品のパーティバッグ。
ものすごく精緻、キレイ。
腕の良い職人でも月に2、3個しか作れないそうなのできっと高価。
オセアニア…樹皮のカバンですね。
アフリカ…
プリミティブでカッコいい。
もちろん、日本製のカバンもたくさんあります。
こちらの博物館、世界のカバンを扱っているので
いろいろな素材のものがあります!
クロコダイルやカイマンのワニ革は革のままも展示。
ワニ…(´;ω;`)
イタリア、ヴァレクストラの象革。
密猟ではないそうです。
スペイン、ロエベのシマウマ革。
スウェーデンのトナカイ革。
アフガニスタンの狼革!
犬革は見たことがありますが狼革は初めて。
タイのヒキガエル革。
はぎ合わせの1枚でカエル1匹分…
1976年当時で1枚100円ほどもしたそうですから、かなりの高級品。
タイのセンザンコウ革!
こんな感じの生き物です。
かわいい生き物なのに、革にされちゃって…(>_<)
台湾の孔雀の羽根のクラッチバック。
フタコブラクダの毛!革じゃないけどトキメキます。
キルギスの陶器を運ぶためのカバンだそうで。
他にもウナギ革や鮭革のものもあって、
なんでもありなんだな、ということがわかりました。
入館料も無料ですし、館内も展示品もキレイ。
駅から近いし、展示品にキャプションもついてます。
いい場所ですね。
世界のカバン博物館
〒111-0043 東京都台東区駒形1-8-10
03-3847-5680
【入館料】 無料
【開館時間】10:00~16:30
【休館日】 日祝日
https://www.ace.jp/museum/index.html