古代オリエント博物館/「Art of Communication: カンガ、主張する布」
池袋に行く用事があるので、
相変わらず、サンシャインの中に入ってから地味に遠い。
今回で2回目。
下の階にコナミスポーツクラブが入っているからか、
なんとなく塩素臭いんだよね〜。
前回来たときは常設展の工事中だったので、常設展を見るのは初めて。
入るとまず、ハンムラビ法典の刻まれた石碑のレプリカが鎮座。
シリアの遺跡の家屋の復元といった大きな展示が2つ。
高校時代の世界史くらいで、このへんの知識は悲しいほど無い。
展示品は古代の石器から楔形文字の刻まれた粘土板、
ササン朝のカットガラスまで色々。
新バビロニア時代のレリーフとかを見ていると、ギリシア彫刻って凄いなと感じる。
素材とか信仰による表現の制限もあるだろうけど、
ものの捉え方、表現方法って時代によって変わるものだなぁ。
クローズアップ展示は「Art of Communication: カンガ、主張する布」
インド洋沿岸に面した東アフリカの女性が身にまとう1枚布「カンガ」の展示。
綿の110×150くらいのプリント布で、
アフリカらしい鮮やかな色彩に格言がプリントされている。
原色on原色は日本で見ると派手だけど、アフリカの日差しの下では映えそう。
現地の女性は、服として巻いたり、スカーフにしたり、風呂敷みたいにしたりと
いろいろなことに使うそう、便利。
ケニアでは、1907年に奴隷が開放されるまで階層社会が残っていたということに驚いた。
1895年からイギリスの保護領になっていたそうだ。
支配階級と自由民、奴隷に階層が分かれていて、服装がわかれていた上に、
奴隷階級はイスラムに帰依しているにもかかわらず、
ヴェールの着用が認められていなかったそうだ。
奴隷階級は服装もインディゴか黒の綿布だったそうなので、
開放されたらカラフルな服も着たくなりますよね。
カンガの共同研究があったので貼っときます
東アフリカにおける民族服カンガの日常着としての受容に関する社会学的および生理学的考察
古代オリエント博物館
〒170-8630 東京都豊島区東池袋3-1-4 サンシャインシティ文化会館7階
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