親知らずの抜歯について
最近も美術館や博物館に行っているが、
ブログの更新がすっかり滞っている。
それはそれとして、3日前に親知らずを抜歯した。
ネットは怖い情報に溢れているけど、私の場合はそこまで痛いこともなかったので、
思ったことを少し書き留め。
1.抜歯に至るまでの経緯
私は歯列矯正をしており、その際に実永久歯の抜歯は歯列矯正のために経験済み。
上下左右の4番を左右に分けて2本づつ抜いているが、
親知らずは生えてきていないため、抜いていなかった。
隣の歯にトラブルもなかったし、親知らずが腫れたことも傷んだこともなかったが、
海外転居(やや田舎)の予定があったのでトラブルが起こる前に抜くことにした。
矯正歯科の先生に相談し、抜歯の上手な先生を紹介してもらう。
早速、予約をとり2日後に予約、検査後、抜けそうならすぐに1本抜いてもらうことになった。
歯茎切開したあと、顎の骨を削って歯を割ってとり出すことになるそう。
今回抜歯したのは左下の8番、埋伏横向きでちょっとだけ露出。
歯が大きくて歯根も長いタイプだけれど、幸い歯根の形はまっすぐで一塊になっていた。
レントゲンの結果、神経や血管に近いけれど、触れてはいないとのこと。
歯の状況については個人差があるので、参考程度に。
2.抜歯
親知らずを抜くのは初めてだったので、心の準備のためにネットで色々検索をした。
結果、麻酔が効かなくて痛いだとかドライソケットは地獄だ、などのおそろしい情報ばかりが頭に残ってしまった。
何でもそうだが、人間は悪いことのほうが記憶に強く残るので、
痛い思いをした人が積極的に情報発信し、親知らず抜歯も悪い情報ばかり目につくのだろう。
抜歯3日目の今、抜歯はそこまで怖がるようなことでもなかったな、と思う。
結局、紹介してもらった歯科医院に行って10分でレントゲン、タブレットで画像を見ながら10分ほど丁寧な説明、麻酔に抜歯、縫合で40分ほどと合計で1時間ほどで終わった。
麻酔も本当にちょっとチクっとするだけ、多分歯石取りよりもずーっと痛くない。
施術中は歯を割ったりするので力がかかったり、パキパキ音がするけれど、痛いことはなかった。
抜いた歯を見せてもらうと4つに分割されていた。
その後、近くの調剤薬局で抗生物質とロキソニン、ブスコパンを処方してもらい、
日用品の買い物をして30分ほど歩いて帰宅。
その後5時間ほどして麻酔が完全に切れたので、食事をして痛み止めを飲む。
食事は抜歯当日なのできのこ入りのおかゆと半分に切ったイチゴ、ゼリーにした。
3.コラーゲンスポンジすごい
今回、抜歯後の傷にコラーゲンスポンジを入れてもらった。
以前、便宜抜歯をした際には抜歯後に血餅が取れないように、うがいや歯磨きに気を使うのが大変だったが、今回はその必要なし。
抜歯後に血餅がとれてしまうとドライソケットになって神経がむき出しになって大変痛いらしいので、気になっていたが、コラーゲンスポンジを入れればドライソケットの心配はなし。
また、穴が開いていないのでそこに食べかすが詰まる心配もしなくていい。
穴が空いているとご飯粒がよく詰まる。
コラーゲンスポンジの使用自体は賛否両論あるようだけど、
私は使ってよかったと思う。
4.抜歯後の痛み
抜歯後はロキソニンを飲んでいれば、今のところ痛みを感じていない。
抜歯当日の夜だけ、痛み止めが切れて少し痛みを感じ夜中に2度ほど起きたが、
痛み止めを飲むのに食事をとるのが面倒なのでそのまま寝た。
次の日からは朝までぐっすり、感じるほどではないが少し熱が出ていた。
痛みは問題ないが、抜歯した側の頬がびっくりするほど腫れた。
便宜抜歯の際には腫れはほとんどなかったので本当にびっくり。
頬が腫れたため、近くにある口を開ける筋肉にも影響して、口を大きく開けにくい。
ひどい場合はスプーンも入らないくらい口が開かないらしい。
私の場合はそこまでひどくないので、ギョウザやうどんを普通に食べている。
会話も普通にできる。
今回の私の親知らず抜歯は、特別苦しいことも痛いこともなかった。
近いうちに抜くであろう反対側の下の親知らずもこうであればいいと思う。
今までで一番歯が痛かったのは、歯列矯正の際に金属バンドを入れる隙間をつくるために青ゴムを詰めたとき。それを思えば親知らず抜歯は全然痛くない、顔は腫れるけど。
【追記】
反対側の親知らずも抜いた。経過はほぼ一緒。親知らず抜歯、恐れるに足らず。
それよりも、先生が抜歯中に衛生士さんと話していた大学病院での抜糸の話が怖かった。親知らずが抜けなくて、研修医が泣きながら施術していたり、どうしても抜けなくて先輩を呼びに行ったりすることがあるとのこと…こわい。
知人に親知らず抜歯のため歯科医院を紹介したところ、その人も他の歯を抜いた時より痛くなかったそうなので、先生は上手だったんだろう。