弥生美術館/「降臨!神業絵師 伊藤彦造という男」
久しぶりの更新です!
美術館も行っているのですが、ブログにしてない(>_<)
最近はすっかりカワウソしまって美術館、博物館の頻度が下っています。
こんな顔されたら見に行かないわけには…
サンシャイン水族館のコツメカワウソのチビちゃん。
今回は新規開拓ではなく、何度か来ている弥生美術館!
東大前駅からトコトコ10分ほど。
なんか、行ってからずいぶん間が開いてしまったので
思い出したことをポツポツ書く感じで。
今回の展示は伊藤彦造先生!
「降臨!神業絵師」ってすごい文句ですけど、
緻密なペン画を見たら納得です、神業。
画業への取り組み方もまさに絵師!
今回の展示会の様子は下記のリンクでも見ることが出来ます。
降臨!神業絵師 伊藤彦造という男 | トピックス | 美術館・博物館・イベント・展覧会 [インターネットミュージアム]
今回の展覧会に合わせた書籍はこちら。
解説もあって最初の本にはよさそう。
らんぷの本は小さめなので、
画集のほうが大きくて見やすいです。
新装版のほうが入手しやすいのですが、
噂によると新装版の方が紙の質がよくないとか…
- 作者: 伊藤彦造
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/06/13
- メディア: 大型本
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伊藤彦造は剣豪、伊藤一刀斎の末裔で自らも剣の師範。
刀の描写や構図に力を入れており、
構図を考える際に門下生にポーズを取らせ写真に収めていたのだとか。
緊迫感漂う作品はそういった下地から生み出されていたんですね。
今回は構図を考える際の写真や、
衣装や仕草の研究ノートも少し展示されていて大変興味をひかれました。
研究ノートはケースに入っていたので1ページしか見られなかったのですが、
武士と町民のお茶やお酒を飲む際の仕草の違いや、
御引直衣の構造が几帳面そうな字と図でメモされていました!
すっごく面白そう、中が見てみたかった。
彦蔵も初期の作品は人物の顔立ちが優しげな高畠華宵風だったのですが、
自身の画風が確立すると凛々しい顔立ちになってきていい具合です。
挿絵の原画は思っていたより小さい作品も多いのですが、
密度がすごく、つい見入ってしまいます。
大きな作品「アッツ島 山崎部隊長」の完成したところが見たかったな。
弥生美術館
〒113-0032 東京都文京区弥生2丁目4−3
03-3812-0012