式部のニート的放浪日記

スペイン生活・カワウソ・美術館・博物館訪問記・民族衣装とか徒然

ニューオータニ美術館/「ロマンティック・バレエの世界 妖精になったバレリーナ」

昨年の12月、会期終了間際の
ロマンティック・バレエの世界 妖精になったバレリーナ」
に行っていました!
公式のページはこちら〜。
 
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クリスマス時期のニューオータニ美術館、お客さんが結構います!
ニューオータニ美術館といえば空いているイメージなのに!
 
扱っているテーマがバレエですのでほとんどは女性ですけれど、
年齢層は幅広かったですね。
 
入り口も素敵な感じ(^^)
 
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バレエに関する知識は全くないので、
ロマンティック・バレエ」って何?というところからスタートです。
知恵蔵2013によると…
「ロマンティックなバレエ」という意味ではなく、ロマン主義時代のバレエという意味で、1830〜40年代に隆盛を極めた。重要なのは、この時代に、現在私たちが見ているようなバレエの様式が確立されたということである。女性ダンサーが爪先で立って踊るという技法も、この時代に普及した。妖精、魔女といった超自然をテーマとし、女性が舞台の中心を占める。多くの作品が作られたが、現在でも上演されるのは「ラ・シルフィード」(1832年)、「ジゼル」(41年)の2作品にすぎない。
なるほど。
 
展示作品は当時の人気作品や人気ダンサーを題材とした彩色版画がメイン。
エキゾチックな衣装のものも多く
『ラ・ジプシー』や『ラ・ジターナ』、『大理石の娘』の版画が気に入りました。
 
彩色版画はファッションプレートなんかでちょこちょこ見ているんですけど、
その中にちょっと不思議な塗り方のものを発見。
思わず絵葉書を買ってしまいました。
 
『ポルカ』の版画なんですが、塗りが粗いというか、
水彩のような色のムラがあるというか変わっています。
これは正しい姿なのでしょうか?
イラスト自体は可愛らしくて素敵なんですけどね!
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展示にはオペラ座のフォワイエの話もあって、
富裕層が定期会員となって座席を年単位で購入すると、
特典としてフォワイエへ立ち入ることが出来、
そこが社交場となっていたり、バレリーナを値踏みしたり、
逆にバレリーナがパトロンを見つける場となっていたということです。
この話、タイムリーにこのあいだブリヂストン美術館で見たような…
ドガ関係で出てきたんだったかしら?
 
ニューオータニ美術館は決して広い展示スペースではないのですが、
いつも目で見て楽しい展示をしているので、
近くに行った際に見に行くにはぴったりですね!
 
そして、帰りにはニューオータニ内のパティスリーsatsukiでケーキ補給(^^)
 
 
ニューオータニ美術館
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4−1
 03-3221-4111