式部のニート的放浪日記

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刀剣博物館/「春のよそおい〜刀剣・刀装・刀装具にみる植物の意匠〜」展

ぐるっとパスがあるので文化学園服飾博物館に行くついでに刀剣博物館へ。
代々木駅から歩いて15分、相変わらずちょっとわかりにくい場所にあります(;´Д`)
入館料は一般600円→無料に。
 
こちらの博物館のいいところは日本刀に関する解説のリーフレットがもらえるところ。
白黒2枚ですがこの解説があれば、
各部の名称と役割、日本刀の手入れの仕方を一部写真付きで知ることができます。
こちらの博物館は約200振の日本刀を所蔵しているということでなかなかです。
東京国立博物館は約900振あるそうですが、展示ではそんなに見ることできないですし。
 
展示室は2階のみで広くはありませんが、
日本刀に特化しているので手ごろな広さかと思います。
もう少し刀装品が多いほうが私はうれしいけど。
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2階で受付を済ませて展示室へ。
今回3回目ですが、いつきてもおじさんと外国人しかいない印象。
 
刀装品はわかるけど、刀剣で植物の意匠ってどういうことかと思ったら、
刃文のなかでも丁子文に注目して展示していました。
丁子(クローブ)に似ているから丁子文、そうきたか。
Wikipediaによると丁子油は日本刀の錆止めにも使われたとか。
刀剣は平安末期の太刀から江戸末期の刀まで幅広い年代のものがありました。
さっぱりわからないけど。
時代ごとに反りや幅、厚みに特徴があるのですが、見分けられません(´;ω;`)
 
「麻巻黒漆塗鞘山吹文揃金具脇差拵」という拵えがかっこいい!
読んで字のごとく麻に黒漆塗りでマットなんだけど麻地の目が生きてて素敵。
鞘に螺鈿の拵えも素敵だった、金の蒔絵と螺鈿の梅の花がキラキラ。
 
鐔とか目貫、小柄などの小物も展示されています。
もちろん植物意匠です!
小物は刀剣と違ってストレートにわかりやすいので初心者に易しいです( ´∀`)
個人的には小柄に入れている細かい彫金が好き。
 
受付のショップでは玉鋼や日本刀に関する本が並んでいます。
 
刀剣博物館
〒151-0053 東京都渋谷区代々木4丁目25-10
TEL:03-3379-1386~8
FAX:03-3379-1389